僕は何年か前に、美輪明宏の舞台を見に行ったことがあります。
チケットは¥8,000か¥9,000くらいでも超満員。客席の中には明らかにセレブ然としたマダーム達がチラホラと、
演目はシャンソン歌手のエデット・ピアフの生涯を描いたものでした。開演し、劇がすすむにつれ、僕には美輪明宏がエデット・ピアフにしか見えなくなっていき・・・最後の方で僕は、感動のあまり涙を流してしまいました。
しかしエンディングでピアフが「愛の讃歌」を歌うシーンです。
1番はフランス語、2番は日本語という構成。日本語になってからピアフは徐々にヴィブラートを多様し始め、音程は定まらないまま声量だけをあげていったのです。
クライマックス時の最大に野太い声と同時に客席からは拍手喝采!!
頬をつたった涙が未だ乾いていなかったその時に・・・
思ったのです。
「この人、ピアフやない!・・・
・・・オッサンや!」