
何年前だったでしょうか?確か僕が25歳か26歳。ようするに、結構前のお話です。
僕は「なつこ」という三人編成のバンドでギターを弾いて歌っていました。
その日のライブは「すごくいい!」と評判のバンドさんと共演できるだけあって楽しみにしてました。
鋭い目をした金髪の男性が一人と、可愛らしい女性が二人。
それが「MECA-MARY」の第一印象。
「はは〜ん、なるほど。この可愛らしい女性のどちらかがヴォーカルさんで、乙女心をポップでキャッチーに歌い上げるバンドさんだな、きっと・・・」
という僕の予想は大ハズレ!
リズム隊(ドラムとベース)が女性で、ギター・ヴォーカルが男性だったのです。
リハーサル、そして本番と、僕は三人に魅了されました。
背格好の小さい可愛らしい女性が、でっかいベースを見事に操る様は「かっこいい」の一言。
先程まで、おしとやか〜だった女性がドラムを叩きだした瞬間!「バカスカバカスカドカドカドカドカ!!!!」
男性でもそんなパワフルなドラマーは、みたことないわ!!と驚愕!
そしてギター・ヴォーカルの人の歌声の格好よさと変幻自在のギタープレイ!曲の構成も格好いい!僕が今まで経験した事のない音楽でした。
きっと曲の構成とかは、ギターの金髪の男の人がやったはるんやろなー。
どちらかの女の人の名前が「マリ」とか「マリコ」だから「MECA-MARY」なんかなぁー。
などなど考えながらも、緊張してお喋りもできずに「MECA-MARY」は「憧れのバンド」として僕の記憶に刻まれたのでした。
のちに僕はミュージシャンとしてスランプに陥ります。創作意欲がなくなってしまいバンドを解散。ソロ活動も、やるやると言いながら結局やらず。
これといった目標もなく、ボーッとした日々に突入していくのでした。